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「絆」ブログ

GLOBAL TOA 絆 2007年04月

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相場が注目される輸入食品(産地情報)

1.黄桃缶詰(南アフリカ産)
 2月末より黄桃原料の状況が悪化。オリエンタル・モス(蛾)により、1千トン~2千トンの黄桃原料が被害に遭い、晩生原料のカカマス種を中心に今後相当量が当初の予定より減ると思われる。
 トータルでは現在最大でも7万5千トン~7万6千トンの原料入荷を見込んでいるが、製造歩留まりはさらに落ち込むと考えられる。
 この為、製造量確保に洋梨ハーフは1ヶ月遅れの3月第1週から製造を開始した。

2.マッシュルーム缶詰
 今年の生産は過去に例のない異常な状態となった。
(1)生産地福建省の各工事が日本のポジティブ問題のクリアに不安を持ち、日本向け生産を大幅に減少したうえ、ロシアからの大量注文により日本向け生産の必要性が薄れたこと。
(2)栽培に必要な原材料不足によるコストアップ。
(3)温暖化による異常気象による生育不良。
等による原材料不足と為替問題もあって30%程度の値上げの見込み。
 また、必要量の確保が問題で夏以降逼迫した状況になると思われる。

3.養殖あわび缶詰
 オーストラリア産養殖缶詰4号缶で、5粒・6粒・8粒・10粒が主体。
 特徴として、数量と価格がある程度、年間を通じて安定的に供給でき、1個あたりの単価が比較的安くお客様に1個ずつ提供でき、メニューが組みやすいメリットがある。

4.ツナ缶詰
 昨年後半以降、キハダ鮪の原料事情が世界的に悪化しており、原料価格も大幅にアップしている。
 特に、魚体が日本向けのチャンクT2k缶やフレーク缶に合わないサイズ物が主体で、生産が厳しい状況。また、タイバーツが、USドルに対してかなり強くなっている為、契約価格は上昇しており、しばらくこの傾向が続くものと想定される。


冷凍素材の生産供給、相場見通し

1.ボイルホタテ(噴火湾)
昨年が高値であったため、消費が伸びず在庫が多い状況のなか、噴火湾のメーカーは様子見の状況が続いている。暖冬の影響からか成長が早く、昨年1万6千トン程度の生産が2万㌧程度まで増える見通しもあり、相場は軟調な展開になる模様。

2.ししゃも
 アイスランドでのししゃも漁獲が2月中旬より開始され、対日向け(中国加工含む)は約8千㌧生産された。一尾あたり17g平均と昨年よりサイズは小さく、漁獲量が思ったほど伸びなかったため、価格も高値で取り決められてきている。中国加工での現地材料在庫も少なくなってきており、6月販売分から製品値上げを唱え始めるメーカーが出てくるものと予想される。

3.銀だら
 国内在庫が少ない為に市況は強含みな展開になっている。アラスカ現地在庫に関しても、自国消費(小型サイズを含む全サイズ)が伸びている。
 一方、カナダ産の現地出荷量は増加しているが、日本側の積極的な買い付けが進んでいる為に、全く現地価格が下がらない状況。
 今後の展開としては、小型サイズの玉不足による価格の上昇は必須となり、その為にアラスカ新物スタート価格も、高値より開始する可能性が強くなっている。

4.メロ
 対日向け成約大幅減の影響を受けて原料相場は底値を脱した状況。
 特に大型サイズに関しては、フリー玉が少ない状況。

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