新しい年の門出を迎え、心からお慶び申し上げますと共に皆様方のご多幸とご繁栄を祈念申し上げます。
　昨年を振り返りますと、国内の景気は、輸出関連及び鉄鋼機械等製造業などの大手企業を中心に好調に推移し、穏やかな回復が続いておりますが、外食を始め小売業を中心に個人消費は依然盛り上がりに欠けた状況にありました。
　食品卸売業界におきましても、バイオ燃料の需要拡大や中国などの新興国の経済成長による農水産物原料価格及び原油価格の高騰による製品値上げを余儀なくされており、得意先様各位には末端ユーザー様に対する値上げの浸透には、大変ご腐心のことと存じます。また、食の安心・安全と企業倫理にもとる一部企業の不祥事や中国製品の安全性に対する一般消費者の不信など、業界全般に影響をもたらす問題も顕在化いたしました。
　このような状況下におきまして、弊社は第51期（平成18年9月期）に皆様から賜った売上1000億円のグランドステージにおきまして、確固たる経営基盤の確立と強化に向けた営業活動を展開いたしました。
その結果、お蔭さまで第52期（平成19年9月期）の売上高は1060億円（前年比104%）を達成させていただき、2期連続で1000億円の大台を確保することができました。
これも偏に得意先様ならびに仕入先様の皆々様の一方ならぬご愛顧の賜物と心より感謝申し上げます。

　また、このように順調なお取引額の伸びに伴い、新会社法で規定される「一定の資本金額または負債総額」により区分される「大会社」に該当することとなりました。この名誉ある名に相応しく、その社会的要請と責任を果たすとともに、関係者の皆々様のご期待に沿えますよう、より一層の健全な業務内容の充実と確立、並びにサービスの向上に努めて参ります。何卒、ご理解とご協力ご鞭撻を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
　営業面におきましても、業務用商品のナンバーワン・オンリーワン・オリジナル商品のご提供を一層促進し、弊社の特徴と魅力、優位性並びに企業価値の向上を図り、得意先様の皆様にとりまして有用な存在であり続けられるよう役職員一同、研鑽努力して参る所存でございます。
　本年も、引き続き倍旧のご愛顧お引き立てを賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。

代表取締役会長　小山喜代治