輝かしい新年を迎え、心からお慶び申し上げます。旧年中は、格別のお引き立てを賜り、誠にありがとうございました。
本年も取引先様の皆様にとりまして、より良き年でありますよう心よりお祈り申し上げます。
さて、昨年の我が国経済は、景気の不透明感漂う中、新興国の堅調な需要に支えられ、一部輸出産業を中心に、企業業績が回復基調にありましたが、本格的回復には至らず、厳しい状況下で推移致しました。
食品業界においても、物価下落圧力と企業の経費削減や、消費者の節約志向を背景に、外食業界は低価格競争が常態化する消耗戦が続きました。
このような状況下でしたが、昨年9月末に、第55期決算を終了させて頂きました。長引く需要低迷を打破し、新たな需要創出と活性化を図るため、また創業55周年という節目の期にもあたり、全社を挙げて多種多様な施策提案をさせて頂きました。その結果、売上高は1140億円余りの実績をあげることが出来ました。
これも、偏に取引先様の深いご理解と、並々ならぬご協力の賜物と深く感謝申し上げます。特に第4四半期では、平素のご厚情はもとより、弊社営業担当者に対する、温かいご支援など格別のご協力を賜り、重ねて厚く御礼申し上げます。
さて、今期につきましては、消費マインドも緩やかなテンポで改善してくるものと思われますが、少子高齢化による需要減少と節約志向による低価格競争の激化などが予想される反面、農産物の国際相場の高騰による取引価格の上昇傾向が鮮明になって来ておりますが、販売価格への転嫁は難航することも予想されます。円高株安による個人消費の心理を冷やし、好環境に戻るには、なお相応の時間を要するものと思われます。
しかしながら、こうした閉塞状況下とはいえ、今年も食環境の多様な変化とマーケットの縮小に打ち克つべく、当社の総合力・提案力・商品力による様々な企画・提案を披露させて頂き、最大限のメリットを提供してまいる所存です。
これら様々な企画・提案をご活用頂き、活発な商談を通じて、皆様のご商売に些かなりともお役に立ちますれば幸いです
何卒、本年も引き続きご協力・ご支援のほどよろしくお願い申し上げます
代表取締役会長 小山喜代治